下宿人
金曜日は活弁映画というものを初めて観た。
無声映画であるヒッチコックの『下宿人』をスクリーンで上映しながら活弁師という方がスクリーンの端でストーリーを案内したりセリフを入れたり映画におけるプチ情報を語ったりしてくれた。スクリーン挟んでもう一方の端ではシーンに合わせて音楽を生演奏?(多分生演奏というか予め作り込んだ音楽を流してるだけかも)する方が。
『下宿人』
毎週火曜日に金髪の美女が殺される事件に震撼するロンドンの街。あるホテルに謎の男が長期宿泊。ある日宿主は火曜日の深夜に男が外出するのを目撃…!この下宿人は、実に怪しい男ダ!
活弁映画よりも、『下宿人』を素の状態で観たかった。映画レビューをネットでみてみると、殺人シーンの曲が威風堂々がかかるらしい。そっちのを鑑賞したかったな。
ホテル支配人のおじいちゃんが朝新聞を見て「また火曜日に金髪の美女が殺された?!」というシーン、活弁師さんは「神ってる!?」とかウケを狙ってぶっちゃけイライラした。
活弁映画は2,000円。
うーん。
『下宿人』は、たぶん面白い映画なんだと思う。だけど、活弁にジャマされた感がつきまとう。もったいないな…。