戦場のピアニスト

朝10時映画は『戦場のピアニスト

ロマン・ポランスキー監督
エイドリアン・ブロディ主演

2002年公開の映画

ナチス占領下のワルシャワ。ユダヤ人が強制収容所に送られるなか、奇跡的に難を逃れたピアニストのシュピルマンは、身を隠しながら必死に生き延びていた。カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いたヒューマンドラマ…とのこと(*´-`)

エイドリアン・ブロディほどお鼻にインパクトある俳優さんはいません(*´-`)。映画の世界に引き込まれながらも、終始エイドリアン・ブロディの立派なお鼻に注目していた。

今年は「奇跡の教室」「帰ってきたヒトラー」を観たけれども、この映画ではユダヤ人が受けたひどい迫害のシーンをたくさん観ることになる。昔も観たけど、すっかり忘れてた。車椅子のおじいさんが2階?3階?とにかく高いところから車椅子ごと窓から落とされるシーン、忘れてたけど甦ってしまった。眼をおおいたくなるシーン。とても残酷なシーン。ユダヤ人ってだけで人間扱いされていない不条理。このような酷いことが実際に行われていたなんて。

エイドリアン・ブロディの迫真の演技は見ごたえがある。隠れ家の中に置いてあったピアノを、鍵盤を触らずにひくふり…エア演奏をしたシーンは、ぐっとくるものがある。ピアノを演奏したいけど、音をたてたらつかまる。ひけない。辛い。なんて切ないシーンだ。

それと、空腹や病気で苦しむ。辛い。
汚い水でも命のために飲む。辛い。

ドイツ兵にみつかったとき、ピアニストだと言わなかったら、曲を演奏しなかったら、シュピルマンはどうなっていたのかな?

この映画の教訓として「芸は身を助ける」というものもあるかな。

また何年か後にこの映画を観る機会があるかもしれない。