裸足の季節
金曜日はシネスイッチで映画鑑賞。
レディースデーの金曜日は950円で鑑賞できるから、金曜日しか行かない。
「裸足の季節」はトルコの田舎に住む美しい5人姉妹のお話。両親に早くに先立たれ、おばあちゃんと伯父さんと暮らしてる。
物語は一番末っ子のラーレ目線で描かれているから、彼女が主役か。
5人姉妹って…多いな。映画冒頭シーン、みんな制服姿。中学~高校かな。
学校帰りに男の子たちと制服のまま海に入りはしゃぐところ、5人姉妹は全員髪がながーいんだけど、海に入ってびしゃびしゃになっても誰も髪をくくろうともせず。はしゃぐ、はしゃぐ!男の子の肩に肩車で騎馬戦大会!
ほんっとまさに若さ爆発ってかんじでおばちゃんには眩しすぎるよぉ~(>_<)☆大人はね、そうゆうことしないのよ。
その様子を近所のおばはんがおばあちゃんに告げ口。その言い方が…。
「下半身を男の子の肩にこすりつけるなんて、ふしだらよ!」
…えっ(o゚Д゚ノ)ノ???
あのー、肩車って、知ってます???
おばあちゃん???
トルコの田舎町?では、それはふしだらな行為なのか。そうか…。
5人姉妹はおばあちゃんにきつくお仕置きされる。そして、ふしだらな行為をできなくするために家の中に閉じ込められてしまう。おばあちゃんはおばあちゃんで、意地悪な気持ちじゃなくて、孫たちのことを本当に心配してこのようなことをしているのでたちがわるい。
姉妹たちは家に閉じ込められるだけではなく、お料理やお裁縫など、花嫁修行をさせられる。このあたり、姉妹目線だと退屈なことを強制的にやらされているって感じだけど、様々なスキルをつけるのは良いこと。おばあちゃんの優しさだよ。
だけど、おばあちゃんや他の大人たちは長女から順にほぼ強制的に結婚を決められてしまう。あ、長女はボーイフレンドと結婚したから長女はまぁいいのかな。かわいそうなのは次女だ。
トルコの田舎町では、お嫁入りの際は処女であることが絶対条件。屈辱の処女検査なるものまで受けなければいけない。本当にこれ現代の物語なのかしら。日本に生まれ日本で生きてきた人間からすると信じられない。日本人に生まれて良かった…。
次女は好きでもない男と結婚させられ。
三女は…わかりづらかったけど、叔父さんに性的虐待をされているような描写があった。はっきりとそんなシーンはないが、わかりづらかった。けど三女は死んじゃった。これも描写がわかりづらかったけ自殺か?
さぁ、次は四女…。結婚の日取りもきまり当日お嫁さんのドレス姿。五女のラーレはこの家から脱走するために準備をしていた。まだ子どもなのに、一生懸命車の運転を習得しようとするその行動力に関心。
手伝ってくれる兄さんがいて良かった!あの兄さん、いい人!
四女の結婚式の日、四女とラーレはドキドキの脱走!車の鍵を落としたときは本当にドキドキ…。
しかし大人の誰かが、「行かせてやれ」って言ってたのが救い。やはり不憫に思うところもあるのだろう。
四女とラーレ兄さんに途中にまで車で乗っけてもらい、それからはバスに乗っていた。
イスタンブールへ向かうバスの中、ラーレは5人で過ごしていたころを夢に見ていた。外の景色は明朝のイスタンブール。とても美しい景色…。
四女とラーレ、これからイスタンブールでどのような生活を送るんだろう?幸せになってほしい!普通の女の子の幸せをつかみとってほしい!
文化ってなんだろう、慣習、風習ってなんだろう。人が幸せになれないものなら、ぜんぶこわしてしまえー。
ほんと、日本は平和なんだなぁ!
自由に好きな人と結婚できるもんね。
五人姉妹が若く美しく眩しかった!